絵描き志望がヤフオクでイラストを売ってみるのが良いと思う理由

はじめてのヤフオク!
 ヤフオクでイラストを売ろうとしていた時期がある。その時の経験を通して感じたことを書いてみようと思う。結論から言うと、たろバウムさんの本を読んで感じたことと同じになってしまうのだが、要するに「成人向けはできない」、ということである。
 
 そもそもなぜ売ろうとしたのか。初めは自分で購入して不要になったものを売ろうとしていたのだが、その際にふと「イラストを出品するのはどうだろう」と思い立った。ヤフオクで検索してみると、イラストや似顔絵なども結構出品されていて、かなり高い価格で落札されているものもある。イラストなどのほうがやはりモチベーションが強く興味も湧くし、物を保管しておく場所もそこまで取らない。やってみようと思ったわけである。何かをやろうと思った時に僕は、とりあえずその分野についての本を1冊だけ読む事が多い。この時も例にもれず、ざっくりでもいいので全体像を知ろうと思って、アマゾンで本を検索した。そうして買って読んだのが、画像の本である。
 
 ヤフオクでイラストを売るにあたって、一番重要なポイントは「どんな絵を売るか」であろう。要するに人がお金を払ってでも欲しいと思う絵を出品しなければいけないわけである。どんなものが人気があって、落札されやすいのか。色々検索しているうちに想像通りの答えに行きつく。つまり、成人向け(あるいは成人向けそのものではなくても、それに近い)の女の子の絵である。まあ、それは予想していたので、そこで僕は(おそらく多くの成人向けが出来ない絵描きと同じように)妥協点を探すことにした。需要がある程度あって、自分でも許せるラインを見つけようとしたのである。
 
 色々調べると、アダルトチックな絵でなくても、落札されている絵はちょこちょこはある。もちろん落札者が殺到して価格が高騰しているわけではなかったが、あるにはあるということが分かった。そうしているうちに、ゴシック系の絵は少ないかもしれないけれど、欲しいと思う人はちょっとはいるんじゃないか、という考えが浮かんだ。はっきりとは覚えていないが、ゴシック系の絵が落札されているのも見たような気がする。そして、描いたのが画像の絵である。けっこう時間をかけて描いて、5、6時間くらいかかったような記憶がある。
 
 で、いざ出品してみたら、落札時間が終わるギリギリのところで一人の人が落札してくれた。出品価格は初めてだったので、かなり安く設定したが、今振り返ればもう少し高く設定したほうが良かったなと思う。ヤフオク本に書かれている通りにダンボールやビニールで包装して、郵便局から送った。落札されたのは嬉しかったが、率直に言って掛けた労力に比してリターンが少ない、つまり割に合わないというのが正直な感想だった(もちろん自分の設定価格が低すぎたというのも理由としてはあるだろうが)。この後に、画像の絵とは別の涼宮ハルヒを描いた絵を出品してみたのだが、それはさっぱり売れなかった。それ以降はもう出品しようという気にはなれずに、そのままフェイドアウトしていった。
 
 僕はフェイドアウトしていったけど、まだ一度も絵を売ってお金をもらった経験の無い人は、ヤフオクを通してその経験をしてみるのはいいと思う。どのような絵がどんな価格で売れていくのかということを知るのは、絵描きとしてお金をもらって生きていきたいのであれば必要なことだろう。すごく描写力があって凝った絵が全く入札されずに、デッサンが狂っている女の子の絵がちょっと驚くような価格で落札されていたりする。それが市場というものである。それを知った上で自分にはできないと思って、違う方向性を探るのと、知らずに自分が納得のいく絵をひたすら追求していくのとではちょっと違うような気がする。もちろん僕は後者のほうを否定しているわけではない。それも一つの絵描き道である。それでは今日はこのへんで。
 

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